前回はモスリンの長襦袢をリメイクしてチュチュ風バッグを作りました。 今回はダンガリー生地を使って、同じチュチュ風バッグ作りに挑戦です。
ダンガリーはデニムによく似た見た目ですが、軽くて扱いやすく、バッグ作りにもぴったりの生地です。
今回は袋布に花柄生地を合わせ、口布にはインド刺繍リボンやレースを飾ってかわいらしく仕上げてみました。
さらに、ダンガリー生地に合う接着芯を探すために、中手接着芯と厚手接着芯の2種類を実際に使って比較しています。
これからチュチュ風バッグを作ってみたい方や、接着芯選びで悩んでいる方の参考になればうれしいです。
ダンガリー生地でチュチュ風バッグを作ってみました
ダンガリーとは?
ダンガリーとは、「タテ糸に白糸・ヨコ糸に色糸」を使った綾織り生地のことをいいます。
基本的に織物は、生地の表側にタテ糸、裏側にヨコ糸が多く現れます。 そのためダンガリーの表面には色糸ではなく白糸が多く見えるのが特徴です。
色はインディゴ糸を使ったブルー系が主流で、素材はコットン100%が一般的です。 ほかにも春夏向けのリネンダンガリーや、ストレッチ性を持たせた生地なども販売されています。
デニムより薄手で軽いため、シャツやワンピースなどの衣類によく使われています。
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ダンガリー生地の特徴
奥行きのある色ムラ
ダンガリー最大の魅力は、奥行きのある自然な色ムラです。
デニムと違って白糸が多く表面に現れるため、見た目にも軽やかで爽やかな印象になります。
バッグや洋服に仕立てるとナチュラルな雰囲気を楽しめます。
軽くて丈夫
ダンガリーはもともとワークウェアにも使われていた生地なので丈夫です。
それでいてデニムよりも薄く軽いため、バッグに仕立てても重たくなりにくいのが魅力です。
扱いが簡単
家庭で水洗いできるため、お手入れが簡単です。
摩擦にも強く耐久性があるので、普段使いのバッグや子ども用アイテムにも向いています。
経年変化が楽しめる
ダンガリーはデニムと同じようにインディゴ糸を使っています。
そのため使い続けることで風合いが増し、身体や暮らしに馴染んでいきます。
長く愛用したい方にぴったりの生地です。
袋布に使った花柄生地について
袋布に使った花柄生地について
今回、袋布には大柄の花柄生地を使用しました。
この生地は上下の向きがある一方方向の柄です。
そのため裁断する時は、柄の向きや配置に注意が必要になります。
動画でもご紹介していますが、バッグの前後で柄が逆さまにならないように型紙を配置してくださいね。
実は裁断する前は「少し柄が大きすぎるかな?」と心配していました。
ところが完成してみると、無地のダンガリー生地との相性がとても良く、華やかでかわいらしい仕上がりになりました。
無地の生地と柄物の生地を組み合わせると、お互いの魅力が引き立ちます。
今回のように落ち着いたダンガリー生地と花柄を合わせることで、ナチュラルで優しい雰囲気のバッグになりました。
もし柄の大きな生地を使う場合は、裁断前に型紙を置いて柄の出方を確認しておくと安心ですよ。
型紙のダウンロードはこちらから
チュチュ風バッグ型紙
2種類の接着芯を使ってチュチュ風バッグを作ってみました
前回は長襦袢のモスリン生地でチュチュ風バッグを作りました。今回のダンガリー生地との仕上がりの違いもぜひご覧ください

その時は生地に合わせて薄手接着芯を使用したのですが、完成してみると少し柔らかすぎたようで、生地にシワが寄ったような仕上がりになってしまいました。
そこで後から中手接着芯で作り直したところ、形がきれいに整い、満足のいく仕上がりになりました。
そんな経験があったので、今回はダンガリー生地に合う接着芯を探すために、2種類の接着芯でチュチュ風バッグを作り比べてみることにしました。
今回使用したのは、
・中手接着芯
・厚手接着芯(中手ハードタイプ)
の2種類です。
どちらもバッグ作りによく使われる接着芯ですが、生地との相性によって仕上がりが大きく変わります。
実際に作って比較してみることで、ダンガリー生地にはどちらが向いているのか検証してみました。
中手接着芯
こちらはダンガリー生地にちょうど良い厚みの接着芯です。
オックスなどの中厚地向けに作られており、適度なハリを与えながらも柔らかさを残してくれます。
今回は縫い代を含めた生地全体に貼って使用しました。
バッグ本体に自然な立体感が出るので、チュチュ風バッグのふんわりした雰囲気を損なわずに仕上げることができます。
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厚手接着芯(中手ハードタイプ)
こちらはツイルやデニム、オックス、ウールなどの厚手素材向けの接着芯です。
しっかりした仕上がりになるため、型崩れしにくいのが特徴です。
今回は持ち手部分には縫い代を含めて全面に貼りました。
ただし口布部分は厚みが出すぎるのを防ぐため、出来上がり線の部分だけに貼り、縫い代部分には貼らない方法を試してみました。
厚手接着芯は丈夫に仕上がる反面、生地が重なった部分はかなり厚みが出るため、家庭用ミシンでは少し縫いにくくなる場合があります。
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2個作ってみた結果
実際に2種類の接着芯でチュチュ風バッグを作ってみた結果、今回のダンガリー生地には中手接着芯が向いていると感じました。
中手接着芯は縫い代を含めて生地全体に貼りましたが、完成した時に厚みが気になることもなく、きれいな形に仕上がりました。
適度なハリがありながらも柔らかさが残っているため、チュチュ風バッグらしいふんわりとした雰囲気を損なうこともありません。
また、ソフトチュールを付けても頼りない感じはなく、バッグ全体のバランスも良好でした。
ミシンをかける時もスムーズで、生地送りに苦労することはほとんどありませんでした。
一方、厚手接着芯(中手ハードタイプ)は想像以上にしっかりした仕上がりになりました。
特に持ち手部分はかなり厚みが増し、完成後はガチガチとした印象です。
丈夫さという点では優秀ですが、今回のチュチュ風バッグには少し硬すぎるように感じました。
また、生地が重なる部分はかなり厚くなるため、ミシンをかける時に少し力が必要でした。
家庭用ミシンでも縫うことはできますが、馬力の弱いミシンの場合は縫いづらく感じるかもしれません。
ただし、口布部分については工夫して正解でした。
厚手接着芯を貼る際、縫い代部分を避けて出来上がり寸法のみに貼ったことで、余計な厚みを抑えることができました。
もし厚手接着芯を使う場合は、この方法がおすすめです。
今回比較してみた結果をまとめると、
・ふんわりした仕上がりにしたいなら中手接着芯
・かっちりとした仕上がりにしたいなら厚手接着芯
という印象でした。
私自身は、ダンガリー生地の軽やかな雰囲気やチュチュ風バッグの可愛らしさを活かしたかったので、中手接着芯を選んで正解だったと思います。
これからダンガリー生地でバッグ作りをされる方の参考になればうれしいです。
ミシンをかける時のポイント
今回のチュチュ風バッグ作りで、一番気を使ったのが袋布のカーブ部分です。
直線縫いと違ってカーブは少しずつ形を整えながら縫わないと、生地がつれたり歪んだりしてしまいます。
私がおすすめしたい方法は、一気に縫い進めるのではなく、2~3針縫ったら止めて押さえ金を上げる方法です。
押さえ金を上げた状態で生地の向きを少し調整し、また2~3針縫うという作業を繰り返します。
少し手間はかかりますが、この方法だとカーブがとてもきれいに仕上がります。
特に今回のような丸みのあるバッグでは、このひと手間が完成度を大きく左右します。
シルクピンを使うと作業がスムーズ
待ち針は細いシルクピンを使うのがおすすめです。
一般的な待ち針より細いため、生地へのダメージが少なく、厚みも出にくくなります。
また、ミシンをかける時にいちいち抜かなくても、押さえ金が自然によけてくれることが多いので作業がとてもスムーズです。
バッグ作りは待ち針をたくさん使うので、シルクピンがあるとストレスがかなり減りますよ。
詳しくはこちらの記事でご紹介しています。
アイロンで縫い代を割る時に便利なもの
袋布を縫い合わせた後は、縫い代を割る作業があります。
ところがバッグの丸みのある部分は、アイロン台の上でうまくプレスできないこともあります。
そんな時に便利なのが、丸めたハンドタオルです。
バッグの中にハンドタオルを入れて丸みを作り、その上からアイロンをかけると縫い代がきれいに割れます。
動画でもご紹介していますが、特別な道具がなくても気軽に試せる方法です。
さらに仕上がりにこだわりたい方は、袖万十(そでまんじゅう)を使うのもおすすめです。
丸みのある部分のアイロンがけがしやすくなり、縫い代もきれいに整います。
アイロン作業で仕上がりが変わる
バッグ作りではミシン縫いに注目しがちですが、実はアイロン作業もとても大切です。
縫うたびにアイロンで形を整えることで、完成した時の見た目がぐっときれいになります。
少し面倒に感じるかもしれませんが、このひと手間が作品の完成度を高めてくれますよ。
口布部分をかわいらしくアレンジ
今回使用したダンガリー生地は無地だったので、そのままでもシンプルで素敵なのですが、せっかくのチュチュ風バッグなので少し華やかさをプラスしてみました。
口布部分にはインド刺繍リボンと小さなループ状のレースを付けています。
インド刺繍リボンは繊細な刺繍が美しく、シンプルな生地に合わせるだけで作品の雰囲気がぐっと華やかになります。
また、小さなループレースを合わせることで、より可愛らしい印象になりました。
さらに袋布の花柄部分には小花柄のレースをプラスしています。
花柄生地とレースの組み合わせは相性が良く、ナチュラルで優しい雰囲気を演出してくれました。
仕上げに付けたソフトチュールともよく合い、チュチュ風バッグらしいふんわりとした可愛さを楽しめる作品になったと思います。
無地の生地を使う場合は、このようにレースや刺繍リボンを少し加えるだけでも印象が大きく変わります。
お気に入りのリボンやレースを見つけて、自分だけのアレンジを楽しむのもハンドメイドの醍醐味ですね。
まとめ
今回はダンガリー生地を使ってチュチュ風バッグを作ってみました。
ダンガリーは軽くて丈夫なうえに扱いやすく、バッグ作りにもぴったりの生地でした。
また、中手接着芯と厚手接着芯の2種類を比較してみた結果、今回のダンガリー生地には中手接着芯が最も相性が良いと感じました。
適度なハリがありながらも柔らかさを残せるため、チュチュ風バッグのふんわりとした雰囲気をきれいに表現できます。
バッグ作りでは接着芯選びやアイロン作業など、細かな工程もたくさんありますが、そのひと手間が完成度につながります。
今回ご紹介したポイントが、これからチュチュ風バッグを作る方の参考になればうれしいです。
ダンガリーと花柄生地、そしてチュールやレースの組み合わせは本当に相性抜群でした。
ぜひお気に入りの生地やレースを使って、自分だけのかわいいチュチュ風バッグ作りを楽しんでみてくださいね。


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