着物をリメイクして何ができるのか、どう扱ったらいいのかわからなくて困っていませんか?
ついつい「もったいない精神」が沸いてしまって、私の手元には、祖父、祖母、叔母、妹のお姑さん、母、子供のころ着せてもらったかすりの着物やら娘の生まれた時に買ってもらった晴れ着など、実にたくさんの着物が集まってしまいました。
そのうえ、手芸店勤務時代からの様々な生地など押し入れからあふれてしまっている!
そこで、一念発起して、着物リメイクがてら、しじみバッグを15個作りました。
作ってみたら、「着物の生地」と一口に言っても実にいろいろなものがあるんですね。
祖父の肌襦袢のモスリン
赤ちゃんの晴着のモスリン
祖母や叔母たちのちりめん
正絹紬
かすり
これらの着物の生地にシーチングやポリエステル、様々な木綿の生地などを使って作った初心者にも簡単なリバーシブルのしじみバッグを通して、生地の特徴や、接着芯を張ったもの、洗濯の時の注意点などを解説します。
たんすの肥やしになってしまっている着物のリメイクで何ができるかわからないとお悩みの方、ぜひ参考にしてくださいね。
富士山柄のモスリンの長襦袢で作ったしじみバッグ2点

祖父の長襦袢の富士山柄がかっこいいなあと思って作りました。
生地はモスリンというウールで薄くて軽くて柔らかいです。
それぞれの相手に選んだ生地を見てください。
左には超薄手のソフトタイプの接着芯を張っています。

左のほうは、アロハシャツなどに使う棉100%の生地です。
右のほうは「ちりめん」という着物の生地です。
長襦袢とは
長襦袢とは、男性用の和装アイテムで、着物を着る際に直接肌に触れる下着のような役割を果たします。
着物の着崩れを防ぎ、清潔感を保つ。
半襟が付いていることで、襟元の見た目を美しく整え、着物の印象を引き締めます。
洗える素材が一般的で、通気性や肌触りが良いものを選ぶことで、長時間の着用でも快適さを保てます。
特に、ポリエステルなどの洗える素材が注目されており、自宅で手軽に洗えるため、クリーニングに出す手間や費用を抑えられるんですよ。
モスリンについて
モスリンは、着物をお召しの方々には着物の下に着る長襦袢や裾除けの素材として親しみ深いのではないでしょうか。
「薄手の生地なのに暖かい」このモスリンは、極細のウールの単糸で織られた、独特の風合いのある平織の生地です。最初明治期に輸入され、その後日本で大量に製造されました。
ウールの染色性のよさも相まって、大正から昭和期にかけ、様々な模様が染められました。年配の方には、モスリンの反物など、懐かしく感じられると思います。
ちりめんについて
ちりめん着物は、表面に独特の凹凸(シボ)がある高級感のある和服で、柔らかくしなやかな風合いが特徴です。
ちりめん生地の特徴
ちりめん(縮緬)は、生地表面に「シボ」と呼ばれる凹凸がある織物で、ツルっとしていない独特の手触りを持ちます。縦糸にはほとんど撚りをかけず、横糸に右や左に撚りをかけながら織ることで、布が縮み、表面に凹凸が浮き出ます。このシボによって光の反射が変化し、色合いに深みが生まれます。生地は柔らかく厚みがあり、重厚感も感じられます。
紋意匠縮緬(もんいしょうちりめん)の例
〇薔薇尽し(ばらづくし)→薔薇の地紋で、華やかさがあります。
〇風波→風が波のように大きく広がる文様です。
〇わたげ→わたげが風に乗って飛んでいるような可愛らしい柄です。
〇マーブル→地全体に曲線の美しさと深い陰影で表現されたモダンな地紋です。
〇吟風(ぎんぷう)→自由きままに吹く風を、図案化した柄です。
〇幸彩鱗(こうさいうろこ)→魔除けや厄除けの紋様として広く知られる鱗紋に、雲かはたまた水とも見える模様を重ねた紋様。
洗濯について
ウールのモスリンは、着物中では洗濯をしやすい素材です。
でも、着物と合わせて仕立てたのが30年以上前のものなんですね。
相手に選んだ生地が棉100%の素材ですが、おしゃれ洗いの洗剤で手洗いしてくださいね。
絞る時もあまりきつく絞らず、バスタオルなどで水気を吸い取って陰干しをしてくださいね。
ちりめんの着物は素材が絹なんですね。
やはり、上記と同じ洗い方をしてくださいね。
デザインのポイント
左のほうは、富士山道中という感じの、現在の旅行のようなものなんですね。
なので、お相手に合わせた生地は、なんとなく南国のリゾートという雰囲気で、やっぱり旅行のイメージなんです。
両方とも「旅行」というイメージでえらbました。
右のほうは、柄の中に小さいけれど富士山が描かれているんですよ。
なので、両方とも「富士山」にしました。
着物のコートとUSAのムラ染めの生地で作ったしじみバッグ

ちりめんの着物の生地とUSA のむら初めの生地の色合いが合うなあと思って作りました。

相手に選んだ生地は着物のコートの生地です。
右側のしじみバッグは上記と同じものです。
今回の着物のコートの生地について
着物のコートの生地も実に様々なんですが、今回の生地は、ポリエステルの洋服などにも使う生地です。
というのは、着物た反物って36~38㎝くらいのものが多いんですが、コートの後ろ側にせなかの縫い合わせがなかったことから、洋服などを仕立てる生地だなと思いました。
薄いけれど張りのある生地でした。
USAのむら染めの生地について
今回使ったUSAのむら染めの生地は、私が手芸店で働いていた時の生地です。
ポリエステル100%で、シーチングという木綿の生地よりはやや厚みがありますが針の通りがいいのでハワイアンキルトの方が使うことが多いです。
洗濯について
今回使った薄手のモスリンはネットに入れておしゃれ洗いモードで、おしゃれ着用の洗剤を使っても洗えます。
ちりめんの生地は、おしゃれ着用の洗剤を使って、手洗いします。
アロハに向いている木綿100%の生地とポリエステルの着物用のコート地は洗濯機でも洗えますが、組み合わせた生地が上記なので、しじみバッグを作った後hおしゃれ着用の洗剤で手洗いをしてください。
デザインのポイント
左は、富士山柄と旅行をしている人柄だったので、相手の生地は南国リゾート地のような柄と、旅行というしゃれで選びました。底をまあるい形にしてみました。右は、色の相性がいいUSA
のむら染めを組み合わせて、そこには4㎝のマチをつけてちょっとバッグのようなシルエットにしました。
玉虫色の着物のコート地のしじみバッグ

着物の絹の玉虫色のコートの生地と桜柄の綿の生地を合わせてみました。
この着物のコートの生地は張りがあってツルツルしているので、意外に縫いずらかったです。
桜型の生地は、やや厚手ですが、縫いずらくなかったですよ。
こちらは、USAのポリエステル100%の生地を使い、色の変化を楽しめるようにしました。
玉虫色の着物のコート地について
玉虫色とは
虫色とは、タマムシの翅のように、見る角度や光によって青みや緑みが変化して見える暗い青緑系の色です。
経糸と緯糸に異なる色を使い、重なり合うことで視覚的に新しい色合いを生み出す
一色に固定できないこと自体が、玉虫色の最大の特徴といえます。
木綿の桜柄の生地について
この生地は、手芸店でバーゲンで買った112cm幅の和柄の棉100%の生地です。
やや厚みがあり織り糸に太い糸がある、硬めの生地です。
洗濯について
桜柄の生地は、棉100%なので洗濯機でも洗えますが、着物のコート地のほうは絹100%なので、おしゃれ洗いようの洗剤で手洗いしてくださいね。
デザインのポイント
着物のコート地が玉虫色なので、桜柄のほうは、思いきり雰囲気の違う生地を選び、持っていく場所や季節によって違う雰囲気が出るようにしました。
USAのむら染め生地のほうは、玉虫色とピンク系やグレーが入っているむら染めを合わせることで色の違いを楽しめるようにしました。
赤ちゃんの晴着と着物地やシーチングを合わせたしじみバッグ
赤ちゃんの晴着の着物地と夏物の黒の着物地、赤の無地のモスリン、シーチングをそれぞれ組み合わせてみました。

左はポリエステルのワッシャー加工の生地、二つのドット柄はシーチングです。
赤ちゃんの晴着を使った方とまるっきり違った雰囲気にしました。
今回使った赤ちゃんの晴着の生地について
今回使った赤ちゃんの晴着の生地は、モスリンというウールの生地です。
比較的薄くて柔らかかったので、超薄手ソフトタイプの接着芯を張りました。
黒い生地、赤い生地について
ドット模様の生地について
洗濯について
デザインのポイント
バラの花柄と和風の花柄のしじみバッグ
左は赤いバラと英字の模様のツィルという木綿の生地です。
生地屋さんで買いました。
右は、112cm幅でちょっと中国服っぽいシャツを作ろうかと生地屋さんのバーゲンで買いました。

バラの柄の模様の相手にまるっきり雰囲気の違う花柄を選びました。
右の花柄の相手に選んだのは、矢がすりの刺繍のはいった着物地です。
バラの花柄と和風の花柄の生地について
バラの花柄のツィルという木綿の生地は、織り目が斜めに出ている、少し厚めですが柔らかい生地で扱いやすいです。
和風の花柄の生地は、織り糸に太いものが混じっていて、荒い織なのと棉100%なので、パジャマや夏服に向いている記事です。
黒の花柄の生地について
この生地はポリエステル100%で、「楊柳」というしわ加工がしてあります。
薄くて柔らかくてしわ加工がしてあるので、初心者の方にはちょっと扱いにくい生地です。
矢絣の刺繍の入った着物地について
この生地は祖母のものです。小さな矢絣の模様なので60代70代でも着れます。
ただ、素材がちょっとわかりません。
ウールのような気がします。
洗濯について
バラの花柄のしじみバッグは、棉100%とポリエステル100%の生地なのでネットに入れて洗濯機で洗えます。
ただ、バラ柄の機zは英字の部分にラメの染料が使われていてアイロンの温度が高温だと染料がはがれてしまいます。またポリエステルの生地のほうは楊柳というしわ加工がしてあるので、こちらもアイロンをしっかりかけてしまうとしわがなくなってしまいます。
矢絣の模様の着物地は、ほどいてからネットに入れて、ほかのものと一緒に、柔軟剤を遣って洗ってしまいました。
そしたらば、生地がとっても柔らかくなってしまいました。
洗濯するときは、柔軟剤を遣わないで洗剤だけで洗えばよかった!
デザインのポイント
2つのしじみバッグは、色に変化を付けました。
白やベージュの花柄に黒い色の相手を選びました。
形は、花なので、優しい雰囲気になるようにまあるい形にしました。
かすりの着物地とちりめんの着物地のしじみバッグ
左は、私が8歳ころにはhが作ってくれたかすりの着物地です。
のりがバリバリについていたので須賀森をある程度落としたら縫いやすかったですよ。
右はちりめんに梅のような模様が入った着物地です。

かすりの着物地の相手に使ったのはシーチングです。
ちょっとカントリー柄のような模様とほんのりピンクがかっている色が相性がいいと思います。
右側のちりめんの着物地の相手に選んだのは紬の着物地です。薄い生地だったので超巣ソフトタイプの接着芯を張りました。
かすりの着物地について
かすりの着物について調べたことが以下になります。
絣の着物とは、あらかじめ染め分けた糸を使って織り上げることで独特のかすれ模様を表現した日本の伝統的な織物なんです。
絣の定義と特徴
絣とは、着物そのものではなく、模様の技法を指します。織る前に糸を部分的に染め分け、織ることで微妙ににじんだ幾何学模様や自然モチーフ(波、雲、鳥など)を表現します。この模様は左右非対称で、手織りならではの柔らかく味わい深い風合いが特徴です。模様の完成形を計算して糸を括るため、細かい柄ほど高度な技術が必要で、価格も高くなります。
作り方
絣は先染めの織物で、経糸(たていと)や緯糸(よこいと)、または両方に染め分けた糸を使用します。染めたくない部分を糸で括ったり板で挟んだりして防染し、織る際に柄が現れるようにします。織り手は柄がずれないように慎重に織り進め、手織りの場合は1日に織れる長さが限られるため、希少価値が高いです。
格子柄の着物地について
この着物地は、つむぎたと思うんですが、薄くて軽い絹織物なんですね。
和と洋が同居しているような雰囲気がいいなあと思います。
ちりめんの着物地について
この着物地の地模様について調べてみたところ以下のようなことがわかりました。
紋意匠縮緬(もんいしょうちりめん)の例
〇薔薇尽し(ばらづくし)→薔薇の地紋で、華やかさがあります。
〇風波→風が波のように大きく広がる文様です。
〇わたげ→わたげが風に乗って飛んでいるような可愛らしい柄です。
〇マーブル→地全体に曲線の美しさと深い陰影で表現されたモダンな地紋です。
〇吟風(ぎんぷう)→自由きままに吹く風を、図案化した柄です。
〇幸彩鱗(こうさいうろこ)→魔除けや厄除けの紋様として広く知られる鱗紋に、雲かはたまた水とも見える模様を重ねた紋様。
洗濯について
かすりの着物は、とにかくのりががっちりついていてバリバリでした。
森を落とすにはどうしたらいいのか調べてみたところ、大半の人は、とにかく何回も洗ったそうです。
生地がしっかりした木綿の素材なので、生地をバケツにいれて熱湯を注ぎ、ビニール手袋で触れるくらいに冷めたらもみ洗いをするを5回繰り返しました。
それでものりけはすっかり取れませんでしたが、仕立てるのには十分なくらいになりました。
普通の洗剤で洗えますが、ものすごく色落ちするので、ほかのものと一緒に洗えません。
ちりめんとつむぎのしじみバッグは素材が絹なのでおしゃれ着用の洗剤で手洗いしましょう。
デザインのポイント
かすりのしじみバッグは、ちょっとかわいらしい感じがいいなあと思い底を丸にしました。
また、合わせる相手に生地も、ちょっとかわいい感じのものを合わせました。
ちりめんとつむぎのしじみバッグは、ちょっとおしゃれな国交をしてお出かけする時の持ちたいなあと思い、まち付きの形にしました。
しじみバッグの作り方を参考にしたYouTubeチャンネル
しじみバッグの作り方のわかりやすいYouTubeチャンネルがたくさんあります。
その中で私が参考にしたチャンネルは以下になります。
このサイズだと着物の生地に入らなかったので、型紙の外側を1㎝小さくして、縫い代込みにしました。
まとめ
着物をリメイクしみて、どう扱ったらいいのかわからなかった
モスリン、ちりめん、正絹紬、かすりなどの着物生地ですが、
しじみバッグを実際に作ってみて扱い方をまとめてみました。
また、着物生地だけを使ってリメイクしなければと思わずに、手元にある記事と組み合わせることで、初心者の方でも気軽に挑戦できますよ。
どうぞ挑戦してみてくださいね。





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