思い出のシーチング生地でスモック風巾着袋を5個作りました
今回は、手元に少しずつ残っていたシーチング生地を使って、スモック風巾着袋を5個作りました。
実はこのシーチング、手芸店で働いていた頃に「この生地、好きだな」と思って少しずつ買っておいたものなんです。
長い間、出番を待っていた生地たちが、今度は巾着袋になってよみがえりました。
生地を並べながら、「この柄にはどの生地を合わせようかな」「袖布は何色にしようかな」と考えている時間が、とにかく楽しくて……。
今回は、USAコットンやルシアンのシーチング、むら染めなど、いろいろな生地を組み合わせてみました。
そして、その中にはシーチングではなく、紬の着物地を合わせたものもあります。
パッチワーク用に持っていた生地も、こんなふうに普段使える小物にすると、また違った魅力が出てくるんですね。
シーチングってどんな生地?
シーチングは、綿100%のものが多く、綿ブロードなどに比べて織りが粗く、柔らかい風合いが特徴の生地です。
針通りがよく、比較的扱いやすいので、これからソーイングを始める方にも向いています。
パッチワークキルトの材料としてもおなじみですし、入園入学用品や巾着袋などの小物づくりにも使われています。
ただ、「シーチング」といっても、実際には厚さや織り方、柄、染め方などによってずいぶん印象が違います。
今回使った生地も、それぞれ個性があって、並べてみるだけでも楽しくなるようなものばかりでした。
今回使ったシーチングはこんな生地たち
USAコットン
まず、私が大好きなのがUSAコットンです。
アメリカの生地は、日本の生地とは色や柄の雰囲気が少し違います。
同じような花柄や植物柄でも、どこか大胆だったり、ちょっとユーモアを感じるデザインだったりして、「こんな柄があるんだ!」と思わせてくれる面白さがあります。
色も、日本の生地にはあまり見ないような微妙な色合いが見つかることがあります。
例えば同じ「緑」でも、少しくすんだ緑、明るい緑、青みを感じる緑など、本当にいろいろ。
こういう微妙な色の違いを見るのも、生地選びの楽しみのひとつです。
今回使ったUSAコットンも、ずっと手元に置いていたもの。
お気に入りだった生地が、今度は巾着袋という形になってくれて、とても嬉しくなりました。
ルシアンのシーチング
もうひとつ、パッチワーク好きにはおなじみなのがルシアンの生地です。
ルシアンは日本のメーカーで、カントリー調の柄や小花柄、イチゴ柄など、パッチワークに使いやすい生地がたくさんあります。
大人が楽しめる柄から子ども向けのかわいらしい柄まで幅広く、私も手芸店にいた頃にはたくさんの生地を扱っていました。
また、同じシーチングでも、生地の厚さや織り方には違いがあります。
パッチワークキルトの裏側に使えるような、とても薄手で織りの粗い生地もあり、「シーチング」とひとことで言っても、かなり幅が広いんですよ。
むら染めのシーチング
そして、今回の巾着袋づくりで大活躍してくれたのが、むら染めのシーチングです。
むら染めは、均一に染めるのではなく、ところどころに色の濃淡や表情が出るように染められた生地です。
パッチワークやキルトを楽しむ方にも人気があります。
私が手芸店で働いていた頃には、日本のツカモトやコスモテキスタイルなどのメーカーのむら染めも扱っていました。
また、ハワイアンキルトで知られるキャシーマムのむら染めなどもあり、むら染めには独特の魅力があります。
無地のように見えても、よく見ると一色ではない。
その微妙な色の変化が、作品に表情をつけてくれるんです。
シーチングでスモック風巾着袋を作ってみました
今回作ったのは、スモック風のデザインにした巾着袋です。
スモックのように袖が付いた形なので、普通の巾着袋とはちょっと違ったかわいらしさがあります。
シーチングは薄手で柔らかな生地ですが、今回のような小物づくりなら、必ずしも接着芯を貼る必要はありません。
今回は内袋を付けることで、ほどよくしっかりした仕上がりにしました。
柔らかなシーチングの風合いを残しながら、普段使いしやすい巾着袋になったと思います。
5個の巾着袋、生地を組み合わせる時間が楽しかった!
今回、5個のスモック風巾着袋を作るにあたって、一番楽しかったのが生地の組み合わせを考える時間でした。
生地を何枚も並べて、
「この柄には、この色かな?」
「袖はこっちの生地にしてみようかな?」
「内袋には何を合わせよう?」
と、あれこれ考えていると、時間があっという間に過ぎていきます。
これって、パッチワークの生地を選ぶときの楽しさにも似ていますね。
一枚一枚で見ると「いつ使おう?」と思っていた生地も、別の布と並べてみると、急に生き生きして見えることがあります。
今回も、そんな瞬間が何度もありました。
落ち着いたイチゴ柄に紬を合わせてみました
今回、ちょっと面白い組み合わせになったのが、落ち着いた印象のイチゴ柄のシーチングです。
この生地を袖布とひも通し口の布に使い、身頃には紬の着物地を合わせました。
今回作った5個の中で、これだけはシーチングではなく、着物地を使っています。
でも、並べてみると色合いがぴったりだったんです。
イチゴ柄というと、もっと子どもっぽくて甘い印象を想像するかもしれません。
ところが、落ち着いた色合いのイチゴ柄に紬を合わせると、かわいらしさの中に大人っぽさが加わりました。
「こんな組み合わせもありなんだ!」と、私自身も作っていて楽しくなりました。
むら染めは大人かわいい雰囲気に大活躍
むら染めのシーチングも、今回のスモック風巾着袋づくりで大活躍しました。
むら染めは、普通の無地とは違って、布そのものに色の表情があります。
そのため、かわいらしい柄と組み合わせても、甘くなりすぎないんです。
スモック風巾着袋のかわいらしいデザインに、むら染めを合わせることで、大人が持っても違和感のない「大人かわいい」雰囲気に仕上がりました。
小物づくりでは、柄物だけでまとめるのではなく、こうした表情のある無地を一枚入れてみるのもおすすめです。
作った巾着袋解説
まずはこちら。
ルシアンのカントリー柄に、赤系の生地を合わせました。
紺とベージュを基調にした柄なので、赤を入れるとアクセントになります。
そして、ポケットにも赤を使ってみました。
こういうふうに、柄の中に入っている色を拾って別の生地を合わせると、まとまりやすいんですよね。
次はこちら。
花柄の生地に、グリーンを合わせました。
花柄というと、どうしても「かわいい」という印象になりますけれど、グリーンを合わせると少し落ち着いた感じになります。
私はこういう、かわいいけれど甘すぎない組み合わせが好きなんです。
ポケットにもグリーンを使いました。
こちらは、動物柄です。
白地にかわいい動物たちが描かれていて、子どもが喜びそうな柄ですよね。
ここにはブルー系の生地を合わせました。
袖をカラフルにすると、全体が元気な印象になります。
同じ形の巾着袋でも、生地が変わるだけでずいぶん雰囲気が違いますね。
そして、こちら。
この生地、かわいいでしょう♡
猫ちゃんの柄に、ピンクのむら染めを合わせました。
むら染めは、普通の無地とは違って、色に濃淡があるんです。
そのため、一見無地のようでも、生地そのものに表情があります。
こういうむら染めを合わせると、
かわいい柄を使っても、ちょっと大人っぽい雰囲気にできるんですよね。
今回、むら染めは大活躍でした。
そして最後はこちらです。
今回、5個の中でこれだけは、シーチングではありません。
イチゴ柄のシーチングに、紬の着物地を合わせました。
このイチゴ柄、少し落ち着いた色合いでしょう?
そこに紬を合わせてみたら、色合いがぴったりだったんです。
「これ、合うんじゃない?」
と思って合わせてみたら……
やっぱり合いました♡
こういう瞬間が、ハンドメイドの楽しいところですよね。
手元に残っていた生地が、もう一度よみがえりました
今回、5個の巾着袋を作ってみて、一番嬉しかったのは、ずっと手元にあった生地たちにもう一度出番ができたことです。
手芸店で働いていた頃、「この生地、好きだな」と思って買っておいたもの。
パッチワークに使おうと思っていたもの。
いつか何かに使おうと思いながら、少しだけ残っていたもの。
そんな生地が、巾着袋という形になってよみがえりました。
USAコットンのちょっとユーモアのある柄。
日本の生地とは少し違う色合い。
パッチワークらしい小花柄やイチゴ柄。
そして、独特の表情を持つむら染め。
一枚一枚に思い出があって、それを眺めながら組み合わせを考える時間が、本当に楽しかったです。
そして何より嬉しいのは、形になった巾着袋が、娘や友人のところへ届くこと。
ずっと手元にあったお気に入りの生地が、今度は誰かのところで使ってもらえる。
そう考えると、「作ってよかったな」と心から思います。
パッチワーク用の生地を小物づくりに使うのも楽しい
パッチワーク用に購入した生地は、もちろんキルトに使うのも素敵です。
でも、少しだけ残ってしまった生地や、なかなか出番がなかったお気に入りの生地なら、巾着袋やポーチなどの小物に使ってみるのもおすすめです。
特にシーチングは柔らかく針通りもよいので、ソーイング初心者の方にも扱いやすい生地です。
柄の大きさや色合いを見ながら、無地やむら染め、別の柄の生地と組み合わせてみると、思いがけないかわいさが生まれることがあります。
「この生地には何を合わせよう?」
そんなふうに考えるところから、ハンドメイドはもう始まっているのかもしれませんね。
今回の記事が、シーチング生地やパッチワーク用の生地を使って小物を作ってみたい方の、生地選びの参考になればとっても嬉しいです。
まとめ
今回は、手芸店勤務時代から大切に持っていたシーチング生地を使って、スモック風巾着袋を5個作りました。
USAコットン、ルシアンのシーチング、むら染めなど、それぞれ違った魅力を持つ生地を組み合わせることで、同じ形の巾着袋でも雰囲気の違う作品になりました。
また、落ち着いたイチゴ柄のシーチングに紬を合わせるという、ちょっと意外な組み合わせも楽しむことができました。
長い間、出番を待っていた生地たちが、今度は実際に使える小物になって、娘や友人のところへ届いていく。
そう思うと、昔の自分が選んだ生地と、今の自分のものづくりがつながったような気がして、とても嬉しくなりました。
パッチワーク用の生地は、キルトだけではなく、巾着袋やポーチなどの小物づくりにも活用できます。
皆さんのお手元にも、「好きだから買ったけれど、まだ何に使うか決まっていない」という生地があったら、ぜひ一度、ほかの生地と並べてみてください。
思いがけない組み合わせが見つかるかもしれませんよ。






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