激しいおう吐と下痢を伴うノロウイルス。
今年、新型が猛威をふるい、患者が急増してますが、
そもそもノロの正体って知ってますか?
ノロウイルス感染はこの20年でなんと100倍に急増。
そして、ウイルスがすごいスピードで進化していること。
そこで、新型ノロウイルスについてまとめました。
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まず、ノロウイルスとは、細かなホコリや水滴、さらには食べ物の表面に
くっついて口の中に入ると、ヒトの小腸に感染して激しいおう吐や下痢を
起こすウイルスなんです。
感染力が非常に強いことが知られていて、わずか10~数十個が
体に入っただけで感染します。
診断に2万円程度かかかる(4歳未満は保険適用)うえに、治療法が
ないため検査はほとんど行われていません。
この20年ほどでノロウイルス感染は100倍以上に急増しています。
国内では毎年数百万人が感染していると考えられています。
「GⅡ・P17」という新型のウイルスが今年大流行を始めています。
去年3月に世界で初めて川崎市で発見され、今年になってからすでに
世界各国で新型による集団感染が発生しています。
新型ノロウイルスの特徴は以下になります。
ウイルスがとても小さい
潜伏期間が短い
感染力が非常に高い
免疫を持っている人がほとんどいない
検査をしても出てこない
石鹸やアルコール消毒は効かない
新型ノロウイルスはウイルスがとても小さく、また感染力が非常に高いです。
どのくらいかというと、ウイルスが1個体内に入り込んだら、24時間後には
100万個に増えているという、爆発的な増殖力を持っています。
既存のノロウイルスは感染後24~48時間ほどで発症すると
言われていましたが、新型ノロウイルスは爆発的に増えることで、
潜伏期間も10数時間~と短くなっています。
新型なので当然、免疫を持っている人はほとんどいないです。
それに加えてこの感染力の高さ。新型ノロウイルスが危険
と言われているのは、GⅡ.4には感染・発症しなかった健康な大人でも、
新型ノロウイルス(GⅡ.17)には容易に感染してしまう可能性が
高いからなんです。
感染した人のほとんどが発症する可能性が高い上に、今までのノロでは
ごく軽い症状で済んでいた健康な大人でも胃腸炎を引き起こす
と言われているんです。
●激しい嘔吐と下痢
●微熱(37~38度)や腹痛を伴うことがある
ノロといえば激しい嘔吐と下痢ですね。
ただの嘔吐と下痢ではなく、激しい嘔吐 と 激しい下痢 です。
それが同時に襲ってきます。
新型になっても、症状は従来のノロと変わりません。トイレへ行く時は、
くれぐれも紙袋をお忘れく。
先に嘔吐して、落ち着いたら下痢が始まる、という症状の出方を
する人もいるんですよ。
友人が新型ノロウイルスにかかったときは、死ぬかと思ったとそうです。
嘔吐下痢だけでもつらいのに、腹痛や関節痛のような痛み、
熱を伴うこともしばしば(37~38度)。
感染した人のほとんどが発症する可能性が高い上に、今までのノロでは
ごく軽い症状で済んでいた健康な大人でも胃腸炎を引き起こす
と言われているんですよ。
2006年・2012年にノロウイルスが大流行した時の規模を超える
新型ノロウイルス大流行になるかもしれないと心配されています。
新型ノロウイルスは、本当につらい症状のようです。
人間の腸でしか増殖しないウイルスという点が、私たちを
苦しめるウイルスですね。
次回は、発症した時の対処法と予防法をまとめます。
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