2015年10月27日のNHKあさイチで
アレルギーを起こすヘアカラーの成分に
ついて、放送されました。
ジアミンという成分が、アレルギー反応を
起こす可能性があります。
詳しく調べてみました。
■ジアミンとは
『ヘアカラー』をどれにしようか迷っていろいろと調べていると、
『ジアミン』という言葉がよく出てきます。
『ジアミン』とか『ジアミンアレルギー』って
聞いたことありますか?
この『ジアミン』にアレルギーのある人にとっては
相当深刻なものですね。
『ジアミン』というのは、『PPDA(パラフェニレンジアミン)』
と呼ばれる化学染料のことなのですが、私たちが使用している
『ヘアカラー』の主成分がこの『ジアミン』という製品があります。
少ない色素で濃い色を出すことができるとか、
いくつか混ぜ合わせることでさまざまな色を
簡単に作れるなどの理由から、『ジアミン』なしの
『カラーリング剤』はあり得ないとまで言われるほどで、
黒い発色を作るのは特に難しいため、
『白髪染め』には『ジアミン』は欠かせないようです。
■ジアミンはアレルギー反応を引き起こす原因?
ヨーロッパのいくつかの国では、
『ジアミン』のヘアカラー剤としての使用が禁止されています。
髪を染めるときには『ジアミン』を『酸化剤(過酸化水素水)』
と混ぜ、酸化発色させたものが髪を染めるための『酸化染毛剤』
となるのですが、この『酸化染毛剤』も『ジアミン』同様
有害なんですよ。
「有害とは言っても、カラー剤がついてしまった頭皮が
かぶれる程度でしょ?」と、考えてしまいがちですが、
頭皮ばかりでなく体内への影響もある場合があるんですよ。
『ジアミン』は頭皮から吸収されて頭皮の血管に
入ってしまうことがあるんですよ。
体内に入った『ジアミン』は内蔵に蓄積されると
言われているんですね。
アレルギーによる反応は『アレルギー性接触皮膚炎』
と呼ばれますが、体内の免疫が過剰反応するものなんですね。
長年にわたって体内に蓄積され続けたものが
体内の許容量を超えたときに起こります。
ですから何年もカラーリングを続けてきて平気だった人に
ある日突然アレルギー反応が出るということなんですよ。
10代からカラーリングをしていれば、それだけ早い時期に
発症リスクも高くなると言える場合があります。
■ジアミンのアレルギーの症状
症状は、顔の腫れやかゆみが多いようですが、
まぶたが開かなくなるほどのひどい腫れや、
激痛を伴うこともあります。
場合によっては、『メトヘモグロビン血症』による呼吸困難や
『アナフィラキシーショック』を起こすなどの危険性も
あるという怖いものです。
『カラーリング剤』の使用前に、
『パッチテスト』を行うよう注意書きがあるのはこのためです。
最近では、『ジアミン』による危険を回避するために
『ジアミン』を含まない『ノンジアミン』の『カラーリング剤』
の開発販売がされてきているようです。
最近では、ジアミンを含まない髪と頭皮にやさしい
トリートメントタイプの白髪染めが、たくさん
販売されています。
もちろん、ジアミンだけが危険というわけでは
ありません。
人によっては、アレルギー反応を示す成分が
違います。
パッチテストを必ずしたいですね。
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