2015年10月26日放鬆のあさイチで
注目の野菜だし、ベジブロスのつくり方と
活用レシピが紹介されました。
これは、タカコ・ナカムラさんが20年以上前から
提案している、野菜に含まれる重要な栄養を取り入れる
方法なんですね。
改めて紹介しますね。
■ベジブロス(野菜だし)の驚きの効果とは
にんじんや玉ねぎのヘタ、ネギのちょっと硬いところ、
食感を良くするためにむいてしまった皮など。
毎日の料理ではこのような野菜の切れ端やくずが
どうしても出てしまいますよね。
使い途がないと思ってそのまま捨ててしまう人が多いことと
思います。
実はこれらの箇所には豊富な栄養素が詰まっているんですよ。
これらを捨ててしまうのは大事な栄養源を捨ててしまっている
ことになるんですよ。
もともと野菜の皮は外の刺激から体を守り、
ヘタは成長の要にあたる部分になるんですね。
重要な役割を持っているため、様々な栄養分が
含まれているのです。
そのキーワードがフィトケミカル。
フィトケミカルは加熱することで細胞壁が壊れ
体に吸収できる状態になります。
ベジブロスは効率良くフィトケミカルを摂るための
良い方法なんですよ。
■ベジブロス(野菜だし)のスゴイところは
(1)料理のおいしさを引き立てる「だし」として活躍
魚や肉から煮出すパンチのあるだしではなく、
野菜ならではの甘みや風味が染み出した、まろやかな
味わいが特徴。
和食でも洋食でもどんな料理にも使え、味に深みが出る。
(2)野菜を有効活用できる
ベジブロスの材料は、野菜の皮やヘタ、根元といった
いつもは捨てている野菜の「くず」。
ベジブロスによって野菜をほぼ丸ごと活用できるため、
無駄をなくすことができる。
(3)免疫力がアップ
ベジブロスのだしに含まれる植物由来の成分
「ファイトケミカル」には、免疫細胞の働きを高める作用がある。
スープだから、体が成分を吸収しやすいのも利点だ。
(4)抗酸化力がアップ
強力な抗酸化力を持つといわれるファイトケミカルは、
人の体を老化させる最大の要因、活性酸素の働きを
抑えてくれる。
老化のブロックにも一役買うのだ。
(5)抗がん作用も期待できる
「ベジブロスのファイトケミカルには、ビタミンや
ミネラルだけでは補い切れない強力な抗がん作用がある」(白澤さん)。
細胞のがん化を防ぎ、増殖を抑える効果も見込まれる。」
出典:野菜くずがお宝に 栄養満載のだし「ベジブロス」 :日本経済新聞
■作り方と保存方法
両手程の野菜の切れ端などが集まったら早速ベジブロスを
作ってみましょう。
作り方はとても簡単なんです。あとは水とお酒があれば十分ですよ。
弱火でじっくり煮出す、これだけです。
ベジブロスに利用出来ない野菜は特にありません。
香りが良くなるセロリやパセリ、味・色共に良くなる
玉ネギの皮はぜひ入れてみてくださいね。
たとえば、長ネギの上や下、セロリの葉、トマトのヘタの部分、
生姜の皮、人参の皮や、上の部分、かぼちゃの種とわた、
パプリカのヘタと種、ニンニクの皮、白菜の芯など。
ただ、玉ねぎの皮は、あまりたくさんれると苦味が出ます。
多くの種類の野菜を入れるほどおいしくなりますよ。
野菜のくずが足りない時には、和風だしの材料や、ローリエ、
黒コショウなど香りの出る材料を1品加えると良いそうです。
【材料】(1リットル分)
・水 1300ml
・野菜くず 両手1杯分
・料理酒 小さじ1
*野菜くずの中で、ジャガイモの皮とナスの皮は
えぐみが有り、アクもたくさん出るので避ける
【作り方】
1 大きめの鍋に水(1300ml)をいれ、野菜くずと
酒(小さじ1)を加え、弱火で30分加熱する。
※火加減を強くしない限り、アクは出ない。
2 野菜がしんなりとしたらだしが出た合図なので、
ザルに上げてこせばベジブロスの完成です。
※冷蔵庫で3~4日保存可能です。製氷皿などで凍らせて、
冷凍保存もできます
ベジブロス(野菜だし)の作り方は、決して難しくないので
是非、お試しくださいね。
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